惑星大気・電離圏研究グループ 研究紹介

気球・観測ロケットあるいは衛星に搭載する事を目的とした測定器の開発

1.2002年気球実験:成層圏の酸化窒素の測定
2002年9月頃に気球に測定器を積んで、酸化窒素が太陽光を吸収することを利用して、酸化窒素を測定します。現在、修士2年生が測定器開発に従事。

2.2002年2月:ロケットによる振動温度、大気風の測定
窒素分子は2つの原子がお互いに振動しており、この振動のエネルギーを測定するために観測ロケットによる実験を行いました。現在、博士課程3年生が従事。

3.高度60-90km付近の大気のシミュレーションおよび氷衛星と高速荷電粒子の相互作用。
現在、博士課程3年生が従事。

4.正、負イオン組成測定用質量分析計の開発
高度60-90kmの特に負イオンの組成は未だ信頼できるほど充分に測定されていません。厚い大気で動作する質量分析計を開発する必要があります。この装置は将来の惑星大気の計測にも必要ですので、是非開発したいと思っています。この実験は3.と関連しています。

5.電子温度測定の信頼性
観測ロケットの近くでは、ロケットそのものの擾乱を受けて、電子温度が正しく測定されない可能性があります。これに関して、宇宙科学研究所にある大型チェンバー(直径2-3m)を用いてロケット近辺での電子のふるまいを研究しています。また新しい測定原理による電子エネルギー分布測定回路の開発を行います。

6.窒素分子を振動的に励起する実験
窒素分子は二つの原子間で振動しています。振動は外から励起に酸素原子をぶつけると、その振動の程度を激しくすることができるはずです。このような実験は過去にだれもやっていないので、是非やりたいと思います。因みに振動励起された窒素分子の役割については多くの理論的論文が出版されています。

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