S-310-29号機




概要

 高度約90km付近のOH発光層の高度の同定は、これまで観測ロケットでしか行われて来ませんでしたが、このことは地上からの三点でのイメージ画像取得により、原理的に可能であると思われます。この考え方の妥当性が検証できれば地上からの大気光観測に大きく貢献できる可能性があります。本ロケット実験ではこの考え方を検証すると同時に、発光強度の空間、時間的な変化のメカニズムを探りました。このために、地上からは内之浦でのO、O2、NaおよびOH大気光の二次元撮像(東北大・通総研)、OHの回転温度測定(立教大学)、山川からの中波レーダによる大気波動観測と種々の大気光の二次元撮像(通信総合研究所)、大隅町での大気光二次元撮像(東北大)、宇治および信楽でのMUレーダによる大気波動観測(京都大学)を行いました。一方、ロケット実験では酸素原子密度の観測、OHおよびO2の大気光観測を行うと共に、大気波動により変調を受けるかもしれない電子密度、電子温度の測定を行いました。また、本ロケット実験で初の試みとしてアルミ箔の放出を行い、下部熱圏、上部中間圏での中性風の観測を行いました。

小山研の関係した観測機器

ラングミュア・プローブによる下部電離圏の観測
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チャフによる下部熱圏の中性風の観測
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リンク

通信総合研究所(CRL)「大気光波状構造キャンペーン2000」の観測データのページ




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