「あけぼの」衛星による観測


 「あけぼの」衛星に搭載した「熱的電子エネルギー分布測定器(TED)」の観測データを解析し、地球の磁気圏・電離圏の構造や、そこで起こる様々な現象を研究しています。

 「あけぼの」衛星は、オーロラ粒子の加速と関係する磁気圏の現象を研究することを目的として、1989年2月22日にM-3SIIロケット4号機によって内之浦の鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられた科学衛星です。「あけぼの」はすでに11年以上にわたって運用を行ってきていますが、オーロラ撮像カメラを除くすべての機器がいまだに正常に働いており、太陽活動の完全な1サイクル(11年)の観測を達成しました。

 「熱的電子エネルギー分布測定器(TED)」の観測データの解析は、特に、極電離圏からのイオン流出についての定量的研究や、低高度のプラズマ圏の熱的構造を調べることに大きく寄与し、そのデータは世界のすべての関心ある科学者に公開されています。



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